原因不明の「機能性不妊」を知る

機能性不妊とは

不妊というと漠然としたイメージを持つ人が多いのですが、産婦人科での検査でわかる原因が診断可能な「器質性不妊」と原因がはっきりしていない不妊に分類される「機能性不妊」とがあります。

 

器質性不妊に対しては、薬による治療や手術、また体外受精などといった治療法があるのですが、機能性不妊に対しては、医学が発達してきた今でも対処できないことが多くあるようです。

 

機能性不妊で悩む人は、不妊で悩む人全体の半数近くとも言われていますが、精密検査をすれば原因はわかることも多く、そうした場合は10%程度ではないかとの見方もあります。

不妊とは?

そもそも不妊とは、避妊をしない夫婦生活がありながら1年以上妊娠しない場合を指します。

 

機能性不妊の場合は無治療での妊娠率が1年で3%とも言われているので、やはり治療を受けたほうが妊娠できるのも早そうではありますね。

 

原因不明の不妊とはいえ、ある程度精密検査をすれば原因がわかることもあるのですが、それでも色々な原因が考えられるようです。

精密検査でわかった機能性不妊の原因

まずは着床障害です。

 

受精卵となっても子宮内膜に着床しない場合や、免疫異常で着床を阻止してしまっている場合が当てはまります。

 

黄体期異常と言って妊娠が継続されにくい場合や、子宮内膜症、子宮内膜の厚みが足りないなどの異常、排卵期があるのに排卵がされない場合、そして染色体異常などは、今まで原因不明とされながらもわかってきた原因のいくつかです。

 

この機能性不妊に対しては内視鏡でお腹の中を実際に見て確かめる腹腔鏡検査をすすめる専門家も多いです。

 

内膜の癒着などがないかなどがしっかりわかるだけでなく、この腹腔鏡検査で異常がみつからなかった場合の妊娠率が45%という報告もあり、手術の際に行う、骨盤内の清浄が不妊の改善になるとも考えられているようです。

 

とは言っても手術としてのリスクがあることは覚えておかなくてはなりません。

日本は先進国一、不妊で悩む国だった

日本は他の先進国と比べると、不妊で悩む人たちが最も多い国なだけあり、一番多く高度生殖医療が行われています。

 

治療や検査には信頼がおけるとも言えますが、不妊で悩む人の多さから見ても、高齢になってから妊娠をのぞむ場合が多いことが原因の一つとも考えられているようです。

 

卵子の老化についてもまだわかっていないことがとても多く、それがこの機能性不妊ともつながっているのではないでしょうか。

 

妊娠のためにもですが、何より健康のためにも日々の食生活の見直しや冷えの解消などを行い、イライラせず夫婦で向き合うことが大切です。