不妊はなぜ起こる?「器質性不妊」

不妊はどうして起こるのでしょうか?

不摂生や体質のせいだとむやみに自分を責めて苦しんでいる方もいるのではないでしょうか?

 

不妊はいくつかの分類がされているのですが、大きく分けると、原因がはっきりとしている「器質性不妊」がおよそ全体の5割、原因が明らかでない「機能性不妊」が5割となっています。

 

どうして妊娠できないのかと漠然と不安になるより、まずは思い切って検査をしてみましょう。
今回は原因が明らかになっている「器質性不妊」についてみてみますね。

卵管通過障害とは

不妊とされる全体のおよそ3割に当てはまるのが、卵管通過障害です。
不妊の原因としては代表的と言えそうですね。

 

大腸菌やクラミジアなど細菌感染によるものや、卵管が狭くなったり塞がってしまう障害、卵管の先端部分の動きが鈍く受精卵をうまくキャッチできない障害などが考えられています。

 

細菌感染や卵管が狭くなってしまうなどの障害の場合は受精が難しいので、体外受精などで妊娠を目指す方法をとるようです。

排卵障害とは

次に全体の1割に当てはまるのが、排卵障害です。
卵子が育たなかったり、卵子が育っても排出が難しいなど、排卵が正常でない場合はこの排卵障害に分けられます。

 

ストレスや無理なダイエットなどのせいで排卵障害にもなりやすいですが、主な疾患として、多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチン血症などがあります。

 

卵巣の表面に卵胞が複数できてしまうことで卵胞が成長しにくくなったり、プロラクチンという乳汁分泌ホルモンが妊娠していないのに過剰にでてしまうなどが原因となり、排卵障害につながることがあるんです。

 

これらの疾患は肥満傾向や生活習慣病になっている人、胃潰瘍やうつ病の薬の副作用などで多くみられるようなのですが、はっきりとしたことはわかっていないようです。

 

手術や薬の投与、または生活を根本から見直すことで、妊娠がのぞめるようにしていくようです。

子宮内腔異常とは

全体の1割にも満たないですが、子宮内腔異常というものも不妊の原因となっています。
子宮筋腫や先天性の子宮奇形、子宮内膜ポリープ、または子宮頸管のトラブルなどが挙げられます。

 

手術などで改善できることもありますが、精子に対し抗体を作ってしまう抗精子抗体などだと体外受精や人工授精で妊娠にのぞむという場合もあるようです。

 

また、不妊に悩んでいる人のうち3人に1人が子宮内膜症だったという報告もあり、これも不妊の原因と考えられているようです。